「はなが さいてる ことりたちも さえずってる」
「こんな日には おまえみたいなヤツは…」

「じごくで もえてしまえばいい」
Gルートの最後で戦うことになるサンズ。このゲーム最強の存在として有名です。他のモンスターとは異なる、専用の攻略法が求められます。
初見殺しのオンパレードで何回も死んだ人は多いでしょう。
サンズを調べるとこのような説明が。

こう書いてありますが、サンズ戦では骨などのシンボルに触れたときの無敵時間が一切なく、1ダメージを連続で受ける状態になっています。
どれだけ強い防具を装備してようと、それは全く意味を為しません。
さらに、ダメージを受けると一定の値までゲージが紫(ピンク?)になり、その分だけ1ダメージずつスリップダメージとして受け続けます。
当然ですが、フラウィやアズリエルのように、死んでもすぐに復活なんていう甘いものはありません。
ゲームオーバーになると、セーブポイントに戻されるわけですが、サンズもフラウィ同様にプレイヤーのセーブやリセットをある程度感知する能力を持ってるようで、再挑戦する度にサンズの台詞が変化します。なんと嫌らしい。
「オレはなかなかのやり手だろ?」


Gルートを進めるなら、バタースコッチパイはサンズと戦う前に使わないことをお勧めします。
あとは戦闘中タマシイの移動速度を上げるビチャビちゃを2つ、ウォーターフェルで購入することも推奨。
残りの枠はスノーフルで3つまで奪える雪だるまのかけらや、メタトンのホテルで買えるレジェンドヒーローとフェイスステーキなど、大量に回復するアイテム。

ヤツはこれまでの敵とは異なりこちらの攻撃を避けるということをしてきます。
DEFが1なので、変身前のメタトンの様に防御が高すぎてダメージを与えられないわけではありません。本当に避けられます。
しかし攻撃しなければ話は進みません。「こうげきを つづけろ」の通り、自分の残りHPに注意しながら攻撃を続けましょう。
大事なのは攻撃力ではなく、「たたかう」で武器を振り回したかどうか。取り戻したナイフは、フライパンにでも持ちかえておくと良いかもです。

ある程度攻撃するとサンズは逃がしてくれる態勢をとり、名前も黄色文字になりますが、絶対に逃がさないで下さい。
逃がすと回避不能な攻撃を喰らい死にます。
「あれ? しんだのか? おかしいな ハグしようとした だけなのにな」
「オレと おまえが ほんとうに ともだちなら」
「おまえは もう たたかいにこないはずだ」
これ、よくよく考えてみるとGルートで弟がやられたことをサンズがやり返してる感じなんですね。
…クソったれが。
ただ、黄色文字になってる間はこちらが攻撃するまでサンズも攻撃してこないので、この間にビチャビちゃ2つ使ったりHPを満タンにしておくと良いです。
後半は敵の攻撃スピードもかなり早いので。

後半になると空間や重力を歪めながら攻撃したり、コマンド選択のときにも骨でダメージを与えてくるようになります。
もたもたしてるとどんどんHPを持ってかれるので注意。

戦闘開始時の先制攻撃、攻撃回避、無敵時間ゼロ&スリップダメージ、重力操作、さらにはコマンド選択中にも攻撃などなど、
あらゆる手段を講じて主人公のGルートクリアを阻止しようとするサンズ。
終盤、自らの全力を尽くした攻撃を以てしても勝てないと悟ったサンズは、何もしないことで主人公にターンを回さない(ずっとサンズのターンでいる)という最終手段を用います。

しかし主人公のケツイは固く、
サンズが眠った隙に、敵が攻撃するときに出るあの白い枠を無理矢理動かして「たたかう」を押すという暴挙に出て、サンズを無事殺しましたとさ。
それでもぶっ刺さったのは2度目の攻撃。眠った状態でも1度目は避けたサンズ恐るべし。
別な武器を装備していてもナイフで攻撃するエフェクトが出るのが意味深。当たった2度目だけでなく、避けられた1度目の攻撃の時点からそうなので恐らくは…

サンズ曰く、
研究の過程でセーブやリセットの存在に気づき、このUndertaleの世界で何が起きようがどうせプレイヤーの手でリセットされるのだから意味がない、
と考えるようになった結果、約束するのが嫌いだったり何に対してもやる気が起きない性格になった模様。
本当の一人称は「オレ」だけど、人前では常に「オイラ」を使っているのは、このようなことも背景にあるようです。
たとえ自分の弟を殺されても、Nルートでは終盤の審判の間で罵倒しただけだったサンズ。
そんな彼がGルートで死力を尽くしてプレイヤーを止めに行ったのは、パピルスのみならず道中のモンスターが誰もいなくなるまで次々虐殺され、主人公がLOVEを上げていくのを見て、このままではUndertaleの世界そのものが滅び最早リセットで取り返しがつく問題ではないと察したからのでしょう。
サンズの「サイアクなめ」とは、本気になったサンズと戦うことというより、その後の、全てが滅ぼされた世界のことを指してるのかもしれません。
ラベル:Nintendoswitch